2006年9月10日日曜日

ほっとけない

最近、とんでもない事件が後を絶たない。子が親を殺す、親が子を虐待して死なす、友達に頼んで親を殺す、学校で友達を殺して自分も自殺する、いい加減な設計と施工で欠陥マンションを量産し販売する、公務員が酒酔い運転で何の落ち度も無い人達を殺す、岐阜県職員が裏金の発覚を恐れて現金を廃棄焼却する、社会保険庁が年金で出鱈目をする、自衛隊が民家に向けて実弾を誤射する、、、最近の話だけでも、挙げ始めるときりがない。こんなことが続くと本当にこの国は滅びてしまうのではないかと思う。

ホリエモンの事件も、検察との全面対決とのことで、スーツを新調し大手を振って法廷に向かうホリエモンの姿がテレビに映し出され、「悪意に満ちた罪状で起訴された自分は何の罪も犯していない」、といけしゃぁしゃぁと主張する。

横浜の名門私立高校の通学路で無謀な危険運転をして将来ある高校生の列に突っ込み、多数を死傷させた被告が事故直後に救済行動も取らずその後の反省も無いまま無実を主張する。

酒を飲んで運転し、停車している車に追突して水中に落下させ、幼子(おさなご)を3人も殺した加害者がそのまま逃げて慌てて水を大量に飲み、飲酒をごまかそうとする。

みんながみんな、自分のことしか考えていない。自分のエゴで迷惑を掛けてしまった人達に謝罪すらもしない。失敗や過ちを認知する謙虚さのかけらも無い。自分が死なせたり、怪我をさせてしまった人を救助しようとする人間としての最低限の良識すらも持ち合わせていない。

日本は一体何でこんな国になってしまったのか?そしてここまで乱れた国を少しでも良くするためには我々に何ができるのか?

信じられないような事件が報道されるたびに、自問自答する日々が続く。少なくとも、このような世相になってしまった根底に何があるのか、ということに関して我々は無関心でいてはならない、と思う。

0 件のコメント: