2006年5月24日水曜日

Abbey Road

親しくしている昔の同僚が長年の米国赴任から帰任し、先週再会した。現地での苦労も多かったと思うが、混乱を極める東京の本社から疎開するような形でしばらく海外に居たことは彼にとっては正解だったと思う。

語学も堪能で、現地の人達からの信望も厚く、もともと海外生活が似合う男でもある。オープンでストレート、何事も本質を突いた彼の意見はいつもとても参考になるし共感できる。総勢で4名の会であったが、気兼ねなく何でも話の出来るメンバーだったのでとても楽しかった。

六本木の隠れ家的な上品な店での一次会の後、もう一軒行こう、ということになり、だったらビートルズのコピーライブにでも行こうか、と提案してAbbey Roadに行った。六本木にはもう一軒、Cavern Clubがあるが、いずれもビートルズファンにはこたえられない。

私は所謂ビートルズ第2世代の年代だが、彼等の曲はすべて心の琴線に直接響く。一緒に行った仲間の中でビートルズの出身地であるリバプールを知っている人曰く、「労働者階級がほとんどというひなびた場所から、当時世界を目指したのは驚異的」だそうだ。確かに改めて地図で確認すると、とんでもない田舎の町だ。

今やメンバーも既に2人が他界してしまったとは何とも残念。ジョン・レノンが殺された第一報は、大学時代、運転する車で聞いていたFENの臨時ニュースだった。突然涙が溢れて止まらなかった。つい昨日のことのようにはっきりと覚えている。。。

それにしても、とっても穏やかで心地のいい夜だった。

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