2006年5月25日木曜日

食わず嫌いの恥

誰でも読んでいるRobert Kiyosakiのベストセラー、「金持ち父さん」シリーズをずっと食わず嫌いしていた。きっと成り上がりが書いた成金志向の本だろうくらいに思っていた。

何事も偏見や食わず嫌いはいけない。

今年の初め位に、「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」を無理矢理貸してくれた人が居たのでしぶしぶ読み始めたら、これがとんでもなく素晴らしい本であるということにすぐ気が付いた。要は人の生き様についての著者の哲学や魂が込められたとてもまともで本質的な本なのである。その後、Robert Kiyosakiの主な本は一気に一通り読んだ。一度、飛行機の中で読んでいたら、翻訳版なので日本語であるにもかかわらず挿入チャートか何かでわかったらしく、隣席のイギリス人が、「これはいい本だよね」と話し掛けてきてしばし会話が盛り上がった。どの国の人にも通じる共通のテーマなのだ。

以来、私も常にクワドラントの右と左を意識して物を考え行動するようになった。会社を辞める、という決断にも潜在的には少なからず影響があったかもしれないと思う。辞めてからさらに彼が主張することが実感としてよくわかるようになった。これからはなるべくクワドラントの右側の人達との人脈を広げ深めて行くつもりだ。

年金での社会保険庁の不祥事が止まらない。あきれたものだ。税制も節税の手段をほとんど持たない普通のサラリーマンにはさらに搾取が厳しくなる方向で見直されて行くだろう。でも、そんなことに文句だけ言っていても何も始まらない。これからの世の中、ファイナンシャルインテリジェンスを鍛え、自分の身を自分で守る知恵を身につけてそれを地道に実践していくしかないし、そうでないと生き残れないのだ。

サラリーマンを辞めずともすでにそういうことを十分に理解して活動している人達はたくさんいる。ネットでたまたま見つけただけだが、かん吉さんという人のサイトも参考になりそうだ。

        
        

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