2006年8月13日日曜日

予期せぬトラブル

前回の投稿含め、このブログでも繰り返し触れている通り、Web2.0と呼ばれるインフラの整備や環境変化が我々にもたらす恩恵には底知れないものがあるが、そこと出入りする為の個人の道具は、日本では携帯が伸びているものの、やはり依然としてPCが中心になっている。ということは、つまるところ、やはりWindowsそして、IE(Internet Explorer)に依存している人が大半だと思う。これだけのデファクトを一代で築き上げたBill Gatesはやはり凄い。継続は力なりの典型だ。Googleの隆盛だって、言って見ればこのような先代が作り上げたデファクトの存在なしにはありえない。

一方、既に日常生活のインフラとしてライフラインに次ぐ存在となったインターネットへのアクセスが突然トラブルに見舞われるとこれは本当に困り果ててしまう。実は今週末、何かの拍子に普段メインに使っているPCのブラウザ(IE)が突然トラぶり、特定のサイトのブラウジングが極端に重くなってまったく使い物にならなくなってしまった。別のPCからアクセスするとなんら問題はないので、それらの特定のサイト側に原因があるわけではない。きっかけはわからないが、おそらく手元のPCのセキュリティ関係の設定が書き換わったか壊れてしまった為であろうとめぼしをつけ、原因究明を始めたものの、どういうわけだか設定を元通りに戻してもトラブルが解消されず、結局土曜日を丸々潰す羽目になってしまった(涙)。もともと、ネット証券の口座にオンラインバンクから直接入金できるようにセキュリティ設定をマニュアルで設定し直したりしているので、今回のトラブルを解消するための作業が他の操作に悪影響を与えないように注意しなければならない。ようやくActiveXコントロールのセキュリティレベルの設定が原因になっているということを突き止めるまで、システムの復元含めて、考え得るありとあらゆる調査を行い、本当に疲れ果ててしまった。見つけてみればなんてことはないのかもしれないし、手馴れている人だったらもっと要領もいいのかもしれないが、普段順調に行っていることが突然トラブルに見舞われた場合のリスクやコストについて大いに考えさせられた。

最近では、ブラウザの機能を補助したり拡張するアドオンと呼ばれるサードパーティのプログラムがやたらと出回って自分でも無意識にインストールしてしまったり、あるいは、Winnyによる個人情報や機密情報の漏洩問題とか、やれフィッシングだ何だと、ネットを横行する悪事も後を絶たないため、ファイアウォールやアンチウィルス等のセキュリティ関連ソフトが高度化しており、その条件設定や、ブラウザのセキュリティ設定が非常に複雑多岐になっている。

皮肉なことに、トラブルシューティングの作業でも検索エンジンとオンラインサポートが不可欠なのだが、各種オンラインサポートのサイトも一頃に比べれば格段に充実し親切な内容になっている。とはいうものの、肝心なところでの記述があいまいだったり、わかりにくかったり、抜けていたりするケースも散見され、自己診断や自己修復の技術等も今後は更に進歩が望まれるところだろう。

いずれにしても、コールセンターがオープンする月曜まで待たずに、発生したトラブルをその日のうちに自力で解決できたのだから、まあ、いいことにしようか。ただ、予備のブラウザとか、環境設定のバックアップとか、喉もと過ぎれば、にならないよう、今回のことを教訓としておきたいと思う。

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