2006年7月5日水曜日

格闘技

先週の金曜日、息子を連れて新横浜の横浜アリーナで開かれた「K-1ワールドマックス2006」を見に行った。会社で働いていた時にはなかなか行きたくても行けなかったところに出掛けたり、やりたくても出来なかったようなことを一つずつやっている(笑)。

期待していた魔裟斗があっさり準決勝で負けてしまったのにはがっかりしたが、格闘技の生の迫力はさすがだった。優勝はタイのムエタイ出身のブアカーオがオランダのアンディ・サワーに3ダウンを奪って勝ち取った。野蛮な言い方で恐縮だが、男が男を殴り倒す現場はやはり凄い。

驚いたのは若い女性が大勢来ていた事。メディアのはなやかな演出や仕掛けが功を奏して、K-1をはじめとする格闘技は今や女性を大量動員するメジャーイベントになっている。

でも、女性の格闘技ファンの方々にははなはだ恐縮だが、この世界は男の聖域として本来絶対に譲れない。男とは、生来、闘ってなんぼの生き物だと思う。それは肉弾戦の世界でもビジネスの世界でもまったく同じ。闘わない男や闘争心の弱い男は既に男を捨てている。勝っても負けても、フェアプレーで最後まで死力を尽くして闘ってこそ、真の戦士として認められるのだ。

男同士の肉弾戦を観戦するということの魅力は、理屈抜きで我々男性の存在意義について自信を与えてくれる、というところにあるのかもしれない。

以上、暴言、暴論お許しを。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

格闘技にそんなに興味はないのですが、昔懐かしい「タイガーマスク」の華麗な戦いっぷりを思い出しました(ビデオでした観たことがありませんが…一応、生観戦の世代ではありません。笑!!)

ところで、ブログの表現をお借りすると…闘わない男や闘争心の弱い、既に男を捨てているオトコが多いからこそ、女性は「漢」(おとこ)を観に行くのではないでしょうか?!
なんて乱暴なコメントかな…!

強い弱いに拘わらず、「逃げる」人間にはなりたくないですね。弱くても、不器用でも、自分なりに戦っていきたいです。。

匿名 さんのコメント...

再び投稿させていただきます。
同じ男性ですが、格闘技には今まで縁がありません。しかし非常に面白く拝読しました。たまたま一ヶ月ほどまえに遊牧民の話を本で読み、興味深かったこととつながったからです。

それは、遊牧民はいつ「闘う」のか?という話題でした。

この場合、「闘う」とは、他の遊牧民グループを襲撃するということですが、素朴に考えると「家畜の餌がなくなったとき、襲撃する(闘う)」と思い込みがちです。しかし、さにあらず。

遊牧民が「闘う」のは、豊富な蓄えがあり、チームとして満ち足りた、余裕のあるときに他を襲撃するアクションが起こされるのだそうです。

企業でもここ何年も構造改革ばやりですが、考えてみると、徒に危機感をあおりたてるリーダーシップのもとでは「窮鼠猫を噛む」の類いになるのかも知れません。

案外その辺り、変革に向けたトリガーの引き方に関する知恵は、遥かな遊牧民の方が勝るのかも知れません。

MasterMind0710 さんのコメント...

Solauicoさん、
コメントありがとうございます。女性が観戦する理由の一つもそういうことかもしれませんね。ファイターも女性が来てくれた方がきっと燃えますね。男は本能的に女性の為に闘う、というもう一つの重要な真理を忘れていました(笑)。

h.kさん、
コメントありがとうございます。遊牧民のお話、非常に興味を持ちました。確かに一理ある話ですね。最近の日本の大企業は、「窮鼠猫を噛む」や「貧すれば鈍する」の類が増えている気がします。